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ヨット旅行記:メイン州のサウザンドアイランドとアーカディア国立公園

August 5, 2018 by YokoDesign Leave a Comment

今年の恒例ヨット旅行を来週に控え、去年 (2017) の夏に書いたヨット旅行の記事がまだアップできてないのに気づきました。と言うわけで、今更ながらアップします。


3年目になる我が家のヨット旅行。今年は数え切れない程あるメイン州の島々とアーカディア国立公園を周ってきました。これはそんな思い出旅行記です。

August 20th

今回ヨットを借りたマリーナは、ボストンから車で5時間ほど北上したメイン州にあるBuck’s ハーバー。小道をくねくね曲がり、お昼過ぎに着いたハーバーはとても可愛らしく、もうここだけでも十分と思える程素敵な入江にある。水も透明で、鯖がいっぱい泳いでるのが見える。興奮する子供達・・。

荷物をヨットに運び込み、点検やら説明やらで出発したのは午後の4時。高価なものをレンタルしているし、安全性の問題もあるから仕方がないことだが、出発するまでに時間がかかりすぎだといつも思う。子供達はもう既に服を汚しているし・・。

そんなわけで、今日は2時間程行った近場の入り江にアンカーを降ろした。初日はハーバーを無事に出られさえすればそれで良いと、最近やっと思えるようになってきた私。20年以上かかった。

ヨットというものはとにかくゆっくりだし、何をするにも時間がかかる。でもヨット好きは目的地に行くことより、セイリングをしている時間が楽しいのだということもよくわかった。だから私のように早く目的地に着きたいタイプの人間には本当は向いていないスポーツなのだが、最近は子供達が色々と動いてくれるから、ゆっくりとくつろいで待つことにしている。

子供達は早速海に飛び込んだりゴムボートで探検に行ったり、日が暮れるまでの時間を楽しんでいた。私は夕飯の準備に取りかかる。

夕飯を終え、辺りが暗く静まりかえると、周りは真っ暗で明かりが1つも無いことに初めて気がついた。要するにヨット、海、島だけで、人、車、家が無かった。そう改めて考えると、海の上だからか少し怖く感じられた。初日の夜に必ず湧くこの感覚。デッキに出ると水平線のすぐ上半球全体に星空が広がっている。空気が綺麗なんだな・・。

1年ぶりの海の上の生活、始まった。




 

August 21th

スモーク鯖を挟んだベーグルを食べながら、ゆっくりと朝食を済ますと、子供と主人は近くの島を探検しがてら、釣りの餌にする小魚を探しに出かけた。その間私はゆっくりコーヒーを片手に読書。ゆったりとした時間が流れて行く。

ちょうど飽きて来た頃に、皆が戻って来た。メイン州の海岸は砂浜ではなく岩場が多いので、浜には小魚がいなかったらしく収獲無し。仕方なくエサ無しで釣りを始めた彼ら、しばらくすると主人がサバを一匹釣って、皆んな大興奮。今回の旅は、私の大好物の鯖を釣るのが子供達の目的らしい。確か去年はイカだったっけ・・。

のんびりとした朝を終えると、アーカディア国立公園へ向けて出発した。

初めてメイン州海岸を旅して驚いたことは、ほぼ海全域にロブスターの罠が仕掛けてあることである。2つの罠が近い場合は、大抵それらがロープで結ばれているので、キールがロープに絡まってしまわないように避けなければならない。でもヨットがモーターでなく帆で動いている時は、とっさに方向転換ができずに避けられないこともあり、案の定長男の運転中にロープに絡まって動けなくなってしまった。色々な試みをしたが、結局助けを呼ぶことになる。想像よりも大したことはなく、50ドルでダイバーが来て縄を切ってくれた。冷や汗をかいたが、やれやれなんとかなった。

無駄足を食ったが、夕方までにはアーカディア国立公園マウント・デザート島のサムズ入り江(Somes Sound)に到着した。この辺りまで来ると気候が違うのか、ビーチというものはほとんど無く、エバーグリーンの森林が海岸線ギリギリまで生息しているため景色が全然違う。かなり北上して来たことを実感する。確かにもうすぐそこはカナダだ。フィヨルドによってできたこの辺りの海岸線は、細長い湾がずっと奥まで続いているので、景色が素晴らしく退屈しない。

長かった移動のせいか、今夜はみんな少し疲れ気味のよう。探索はまた明日にして今日は早寝としよう。特にロブスターの罠のことで疲れた長男は、もう深い眠りについていた。





August 22nd

世界中から観光客が訪れるアーカディア国立公園(Acadia National Park)。見所はたくさんあって、何日も宿泊しながらたくさんあるハイキングコースを歩いて満喫するのが一番なのだが、今日1日しかない私たちは、ガイドブックを片手に色々考えた末、オーシャンパスという海岸沿いのハイキングコースとジョーダン・ポンド(Jordan Pond)を選んだ。ありがたいことに、島中を無料のシャトルバスが走っているので、車が無い私たちには好都合だった。(ちなみに主要なところはPark Loop Roadが通っているので、車でアクセスできます。お急ぎの方は1日で見学することも可能です。)

まずはここマウントデザート島の中心となる港町バーハーバーまで行き、公園のエントランスフィーを払ってから、次のバスでオーシャンパスの始まるサンドビーチへと向かう。絶壁に囲まれているからか秘密の砦にいる様な気分になってくるこのビーチ、時間があればもっとのんびりしたかった。

サンドビーチから海岸沿いにある約2マイル(3.2キロ)のオーシャンパスの見所は、何と言っても花崗岩質の断崖絶壁が続く海岸線である。大きな岩から岩へ飛び跳ねながら、ロッククライミング気分を味合う子供達。途中気に入った岩の上で食べたお弁当は、なんとも美味しく感じられた。

コースの終点から今度は次のバスでジョーダン・ポンドへ向かう。昔金持ちの避暑地であったこの辺りは馬車でも通れる幅広い道が多いため、サイクリングに最適のハイキングコースが多い(ベビーカーを押しながらでも、ゆったり森の中を散歩できますよ)。私たちはポンドの周りを1周することにした。所要時間約2時間。

ハイキングを終え、楽しみにしていたPopover(ポップオーバー)を食べに、丘の上のレストランJordan Pond House へ向かう。ここの名物であるポップオーバーは中が空洞のふんわりとしたパンのようなもので、ここではアフタヌーンティー風にバターとイチゴジャムが添えられてサーブされる。主人と私は紅茶、子供達はブルーベリーレモネードと共に、ゆったりといただいた。

夕方近くにバーハーバーの街に戻ると、レストランで夕飯を食べ、街歩きを楽しんだ。潮の香り、カラフル家が並ぶ古い街並み、バケーションを楽しむ人々、典型的なニューイングランドのリゾートの雰囲気が広がる。

やっと来た数少ないシャトルバスで元来た停留所に戻り、そこから真っ暗な夜道を歩いてなんとか船着場へたどり着き、やっとのことでヨットに到着した。普段の生活の便利さを実感してしまう。

夜10時過ぎ。子供達を寝かせると、ワインを片手に主人とデッキに座り、長い今日の1日を振り返った。一番好きな時間。







August 23nd

今日は長距離移動日のため、朝からゴミを捨てたりシャワーを浴びたりと必要事項をすませると、すぐに出発した。

昼過ぎになると波がとても荒くなり、興奮して喜んでいる息子と船酔いでダウンしている息子がいる。かなりの性格と体質の違いだ。こんな日は下のキャビンに行くと瞬間にして気分が悪くなるので、私もまっすぐ前を向いて船酔いしないように心がけた。

長いセーリングだったが、夕暮れ少し前に無事小さな漁師町の島に到着した。カラフルな建物が並んだ可愛らしい港。やはりリゾートより人々の生活感が溢れるこんな町が好きだと改めて実感する。漁師町と言ったが、主要ビジネスはほぼロブスター漁業。ロブスターを捕まえるためのカゴがいたるところに積み上げられている。漁師達はまだ海に出ているためか、港は静まり返っていた。

船着場にあるロブスターの店でロブスターを買おうと思ったが留守のようなので、まずは日が暮れる前に町を散歩することにした。30分くらい歩くと生活必需品を取り揃えた商店(いわゆるコンビニ?)と郵便局が見えてきた。これが町の中心なのだろうか?すごく小さい店なのに、中に入ると立派なロブスターの水槽がある。さすがロブスター産業で成り立っている島である。イキの良いロブスターを買って、また元来た道を戻った。

帰りがけに、潮が引いた海岸線でムール貝をとった。しばらくするとロブスターの漁業船が次々に港に戻って来て、いきなり賑やかになる。

今夜の夕飯は贅沢にロブスターとムール貝のグリル。やはり新鮮なロブスターは甘くて美味しく、そして冷たいビールがとても合う!









August 24rd

朝食を終えると、昨日閉まっていたロブスターの店にまた行ってみた。ロブスターではなく魚釣り用の餌になるものが欲しかったからだ。お店の人たちはとても親切で、ロブスターの餌に使う塩漬けしたニシンをたくさんくれた。しかしロブスターはこんな大きな魚を食べるとはしらなかった。美味しそうなニシン達。

帰り際に昨日より一層新鮮なロブスターを目にすると、やはり避けては通れずまた買ってしまった。今回は水槽ではなく、海の中から取り出してくれる。一体これ以上新鮮なロブスターはどこにあるだろうか?!

もらったニシンで子供達が釣りをしている間に、お昼用のロブスターロールを作った。昨晩に続いてのロブスター。本当に美味しい。豪勢なお昼を食べ終わると、次の目的地に向けてゆっくり港を後にした。

今日の目的地はマリーナの従業員に勧められた場所で、小さな島々が点々としているため子供達が楽しめると言われた場所である。夕方頃到着し、モーター付きのゴムボートで島の周辺を探索して見たが、確かに色々冒険できそうな場所が多そうだ。大喜びの子供達、明日が待ち切れない様子だ。メイン州は島がたくさんあるから、あまり移動しなくても面白い場所に簡単に出会えるのが嬉しい。さすがサウザンドアイランドの州と言われるだけある。

夕飯を終えて子供達が寝てしまうと、改めて静けさを実感する。そして辺りを見回して気づく。私たちが放つ光以外、人工的な明かりは何一つ存在しないことを。言葉にすると大したことないが、実感すると感動した。




August 25th

子供達は待ちきれんばかりに早起きし、朝食をすますと、早速島への探検を開始する。ここは上の写真からもわかるように、小さな島や岩が点々としているため、小さな魚、カニ、ロブスターの赤ちゃんなど面白い生き物がたくさんいて、子供達にとっては天国である。飽きることなく夢中になって4−5時間遊んでいた。

そんな探索中に主人が面白い場所を発見してきた。ここにある無人島の1つにキャンプ場があったのだ。正確にはメイン州の海岸沿いにあるキャンプ場のサイトで、申し込めばカヤックでここまで連れて来てくれ、テントを張ってくれるというシステムのようだ。ヨット無しでもここで一晩過ごすことができるとは、嬉しいニュースである。いつか調べて見よう。

お昼過ぎまでたっぷり遊び、次の場所への移動の準備を始めると、ギアの調子が悪い。マリーナに電話して修理の人を呼んだが今日は来れないと言うことで、急遽行き先を近場に変えることにした。最初は不満な私だったが、移動先で鯖がいっぱい釣れたので、結果子供達も私も大喜びになる。唐揚げ、刺身、シメサバと鯖三昧の夕飯を楽しんだ。驚いたことに釣ってすぐ食べる鯖は、全く魚の匂いがしない。そんなことも知らなかった私。いや、それが普通か・・。

今日は移動も少なく楽な日だったからかすぐに眠れず、主人と子供達が眠りにつくと、ブランケットに包まって満点の星をしばらく見つめていた。日々の生活の中に、もっとこうして自然と近くなれる機会があれば良いのになぁ。こうして静かに自然と向き合ってる瞬間、新しい考えが生まれたり勇気付けられたりするから。






August 26th

今回チャーターしたヨットは、メインテナンスが行き届いていなかったのか運が悪かったのか、調子があまり良くない。セーリングの途中でギアが入らなくなるなんて、経験が少ない人だったらどう対応するのだろうか(実は将来息子達が自分達でヨットに乗ったことを仮定して、勝手に不安になっていた・・)?そんなことを思いながら朝から修理の人がやって来るのをじっと待つ。子供達はゴムボートを乗り回して遊んで楽しんでいるが、私はなんとなく落ち着かない。

遅い朝食を食べていると修理人がやっと来た。数日前にロブスターのトラップに引っかかったのを助けてくれた人だった。詳しいことはわからないが、この場では完全に修理ができないらしいが、どちらにしても明日はヨットを返す日なので、今日はとりあえずできる対応だけして帰って行った。そんなわけで今日も予定の場所へは行けず、修理人のおすすめという近場に移動することになった。

・・が結果、ここが今回の私の一番のお気に入りとなる。

その理由は真夜中に起こった。



夜中の2時に目覚ましをかけてヨットの位置を確認しに起きた主人が、外に私を招く。外に出ると、珍しいくらい水が穏やかで、海だというのに波1つ無い。それどころか景色が全て海に反射して、神秘的な光景が広がっている。よく説明できないけど、自然というものの偉大さが伝わって鳥肌が立つ。

これだけでもすごかったのに、すごいことというのは、もっとすごかった。主人の見せたかったのは、バイオルミネセンス(Bioluminescence)だった。海の中にバケツを投げ込んで海面を揺らすと、その周りがキラキラ光り始め、思わず息を飲む。日本語では生物発光と言うこの光は、海中のプランクトンが放射する光のことである。そしてこの現象は、このプランクトンが存在しても、波が穏やかであることを始め様々な条件が重ならないと見れないらしい(北米だとプエルトリコが有名である)。興奮している私は早速長男を起こし、続いて次男を起こした。寝ぼけながらも、一生懸命見入っている。家族がベットに戻った後も、興奮と感動を収めきれない私は、凍えるように寒いメイン州の夜にも関わらず、しばらく寝られずにその場に立ちすくんでいた。

August 27th

 

朝から主人の驚きの声で目が覚め、嫌な予感がする。そしてヨットが傾いているのを感じ、もう想像ができた。キールが砂底にはまってしまったのだ。たまにやってしまうことなのだが、今回のはいつものとは違った。ヨットが完全に陸の上に横たわってしまったのである。計算ミスに加え、この辺りのメイン州の潮の満ち引きの差が激しいのを知らなかった。朝7時半。ここまでキールが食い込んでしまうと、水が戻って来てもここから脱出できるかわからない。不安だったが、とりあえず待つしかない。

でもそんなパニックの中、潮が引いた後の海にウニがゴロゴロ転がっているのを発見して、みんな大興奮。単純な家族である・・。子供達は大喜びで、30個程集めてきてくれた。早速開けて食べると、甘くて美味しい。これぞ不幸中の幸い!

この後も主人をヨットに残して、子供達と私は水が引いて繋がった島を歩いて探検した。潮の満ち引きで変わる景色はなんとも美しい。探索のあとは、私は木陰で読書、子供達は貝殻や石を探して遊んでいた。

待つこと2時間。9時半になると引き潮が終わり、すごい勢いで水かさが増えてきた。そして同時にどこからかロブスター船の漁師達もやってきて、ロープをつなげて引っ張る手伝いをしてくれている。色々な手段を使いながら12時に近くになってヨットが水に浮いた!やっと出発できる。手伝ってくれた地元の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだった。

ここから2時半、マリーナに向けて最後のセーリング。無事1週間ぶりのバックスハーバーへ戻って来た。そう無事に。今回はいろんなハプニングがあったからか、改めてそう思った。

成長した子供達、今年はヨットの掃除までしてくれている(させられている)。そんな子供達を遠目で見ながら、毎年私の仕事が減って楽になって来てるのを実感する。頼もしく成長している三人の息子と主人に感謝しよう。来年のヨット旅行が、今から楽しみだった。





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1991年に渡米し、ニューヨーク市立大学をスタジオアート専攻で卒業後、シカゴの大学でインテリアデザインを学ぶ。
インテリアデザイナーとしてオフィスや企業スペースを手がけた後、フリーランスでキッチンやバスを中心にしたレジデンスのデザインを始める。 Read More…

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