ブライデン陽子
1991年に渡米し、ニューヨーク市立大学をスタジオアート専攻で卒業後、シカゴの大学でインテリアデザインを学ぶ。インテリアデザイナーとしてオフィスや企業スペースを手がけた後、フリーランスでキッチンやバスを中心にしたレジデンスのデザインを始める。
出産とデザイン分野の移転をきっかけに、2010年にボストンの自宅での料理教室を中心にDesign for Life というコンセプトをベースにした、Yoko Design Kitchen を立ち上げ、料理研究家としての道をすすみ始める。また料理と平行にハーバード・ビジネススクールでもアシスタントとして働き始める。
次第に日経企業からの食関係の仕事の依頼が増え、2013年には食のコンサル会社「Global Gastronomy Lab -ガストロラボ – 」を設立。企業へのレシピ開発や市場調査など食に関する幅広いサービスの提供を始めた。
また2014年には、食のスペシャリストを育成するための「グローバルガストロノミスト®」資格養成講座をスタートし、多くの卒業生を送り続けている。
そして現在も、コーネル大学オンラインコースにて植物ベース・ホールフーズについて学ぶなど、食に対する研究は怠ることなく継続し、これからの時代に必要とされる新しい料理の知識を益々深めている。
料理家としてのエッセンス
渡米して以来の趣味、バックパッカー旅行を通して様々な国のマーケットを巡りながら世界の味を口にし、旅先の料理学校にアテンドしては料理を学ぶ。同時に長年にわたって暮らした食材豊かなマンハッタンでは、旅で学んだ味を熱心に研究し続ける。特に食のライセンスは無いが、そういった拘束されない自由で発想的な手法と味が人気の秘訣。またヘルシー志向だった母親の影響により、健康的でかつ美味しいに重点をおいた素材や料理法が多い。