雑誌「Ginger」ウェブの連載記事を更新しました。
アメリカ暮らしが長いため、いろんな国の料理を作りますが、どんな料理にも欠かせない日本の台所道具があります。今回はそんな和のキッチン道具をご紹介します。(料理研究家・フードコンサルタント/ブライデン陽子)
南部鉄瓶
今日紹介するなかで、最も長い付き合いのあるものは、学生時代から愛用しているこの南部鉄器のやかんです。より使い勝手の良いやかんもあるかもしれませんが、このやかんで沸かした湯はまろやかで美味しく、さらに鉄分も補給できるので、手放せない存在です。
竹ざる
帰国するたびに買って帰るもののなかに、竹ざるがあります。通気性が良いため、野菜や果物の水切りや乾燥に便利ですし、ナチュラルなデザインは、食卓にそのまま出しても素敵です。
刷毛
京都の三条大橋付近にある内藤商店の刷毛は、柔らかく水分をしっかり含んでくれるので、しっかり塗ることができ、気に入っています。
ワラ釜敷き
ワラで作られたシンプルなデザインだから、どんな料理にも合うし、テーブルの上に置きっぱなしにしておいても気になりません。軽くて頑丈で使い勝手が良いので、お土産にして配るほどです。
菜箸
どんな料理にも欠かせないのが、菜箸。何種類も持っていますが、毎回最初に手にとるのが、この特大サイズの竹の菜箸。デザイン性に優れたものは、やっぱり手にした時の感触や使い勝手の良さが、違いますね。
市場かご
キッチン道具ではないですが、築地かごとも呼ばれる市場かご。プロもご用達のかごというだけあって、口が広く機能的で、買い物には欠かせません。フルーツかごやピクニックバスケットなど、その他の用途にも使え、1つ持っていると便利です。
ごはん土鍋
伊賀焼窯元 長谷園のご飯炊き用の土鍋です。三重県の伊賀本店まで直接買いに行き、機内まで丁寧に抱えて持って行ったので、特に愛着が湧いています。片手が壊れてしまっても、美味しいご飯を炊き続けてくれる優れものです。
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