アメリカではサラダをメインディッシュとして食べることがよくあり、今のような夏の時期のランチや週末のブランチには特にそんな機会が増えます。ですから日本に比べるとサラダの種類というか、生野菜の食べ方がとても多くあります。
その1つに日本でもお馴染みのクルトンを加える方法がありますが、このクルトンも作る時にチーズやスパイスを加えたり、大きさを変えたりすることにより、これまたサラダの出来上がりが違ってきます。そんな感じにクルトンを極端に小さくしたという発想で、カリカリに炒めたパン粉をサラダに加えてみてみますと、歯ごたえとコクが加わってなかなかおいしいサラダが出来上がります。パン粉はクルトンよりも簡単に作れるので、あまったパンがある時に作っておくと、後で手軽においしいサラダが作れて便利です。
パン粉はどんなサラダにも使用できますが、普通のレタスというよりは水気の少ない歯ごたえのある野菜のサラダに向いています。ベビースピナッチやケールなどの濃緑野菜やニンジン、コーンなどと相性が良いと思います。ここではスピナッチサラダに使いましたが、コクのあるパン粉が加わるので本来スピナッチサラダによく入るカリカリのベーコンを加えなくてもボリュームが加わり食べやすくなります。
パン粉に使うパンは食パンよりフランスパンのような卵や脂肪分の少ないパンで、フレッシュなものより2,3日くらいした少し古いパンの方が良いでしょう。古いパンがなければ日光にあてて乾燥させると良いと思いますが、なければもちろんなんでも構いません。揚げ物に使うパン粉と違い、ここではクルトンの代わりなので、手でちぎっても粒が揃ってなくても構いません。不揃いでアンバランスの方が手作りっぽくて見た目も面白くて、私は好きです。
サラダは参考までに、スピナッチサラダの材料を載せておきまが、どんなサラダでも良いと思います。ドレッシングも何でも良いのですが、シンプルなビネガーとオイルのドレッシングが一番しっくりくる気がします。
- 材料(パン粉)
- 2カップ 生パン粉、できれば食パンよりフランスパンのようなシンプルなパンで新鮮なものより2,3日置いた古いもの。手で細かくちぎるかフードプロセッサーで荒めのパン粉状にする。
- 大さじ2杯 オリーブオイル
- 大さじ1杯(好みで) パルミジャンチーズ
- 1片(好みで) ニンニク、すりおろす
- スピナッチサラダ
- 材料(サラダ)
- 適量 サラダ用のほうれん草(スピナッチ)
- 適量 ゆで卵、乱切り
- 適量 ミニトマト、2つに切る
- 適量 ビネグレッド(EVO 大さじ3杯、ビネガー 大さじ1杯、塩と胡椒、好みでニンニクのすりおろしや粒マスタードを少々
- 適量 ローストパン粉(上記レシピ参照)
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- ローストパン粉を作る:フライパンにオイルを中火で熱し、パン粉を加えてうっすら茶色になるまで丁寧に炒める。出来上がったら取り出し、好みでチーズやニンニクを加える(入れなくても良い)。また好みでカレー粉、ガーリックパウダー、オニオンパウダーなどの好みのスパイスや生もしくは乾燥のハーブを加えても良い。
- サラダを作る:ビネグレッドの材料をよく混ぜ合わせる。サラダの材料をさらにもり、ビネグレッドをかけたら、最後に上からローストしたパン粉をかけて、すぐにサーブする。
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