クリスマスのデザートといえば、日本ではいちごがたっぷりのフレッシュで豪華なケーキをイメージしますよね。一方、ヨーロッパではシュトーレンやパネットーネなど、洋酒に漬けたドライフルーツやピールを使った日持ちのするお菓子が主流です。これはクリスマスの長い伝統の中で、当時高価だった食材を使い、冷蔵が必要ないように工夫されてきたことが理由です。

では、アメリカのクリスマスデザートといえば何を思い浮かべますか?実は「クッキー」なんです。この習慣のルーツは、オランダの「クリスマスクッキー交換」にあります。17世紀、オランダ移民がアメリカにこの風習を持ち込み、家族や友人同士でクッキーを交換する文化が広まりました。今では、教会や学校のイベント、友達同士など、クリスマスが近づくとクッキー交換会があちらこちらで行われます。一種類だけクッキーを用意すれば、交換会後にはいろんな種類のクッキーが手に入るので、日本のおせち料理交換会にも少し似ているかもしれません。

この時期のアメリカのスーパーマーケットには、色とりどりのクッキーが並びます。もちろん私の大好きなトレジョにも多くのクリスマスクッキーが販売されています。特におすすめなのは、ヨーロッパ産のクッキー(フランス、オランダ、ベルギー、イタリア、イギリス、ドイツ等、いろいろ)、パッケージも可愛く甘さ控えめで、あたりが多いです。クリスマス当日までとっておく楽しみもありますが、少しずつ味見しながら過ごすと、クリスマスの楽しみが倍増する気がします(笑)。
今年のクリスマスは、アメリカのクッキー文化を取り入れてみるのはどうですか?手作りでも、買ったものでも、家族や友人とクッキーを囲んで、ぜひ!
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