日本にもオープンしたというクリントンストリートベーカリーがマンハッタンのローワーイーストサイドにあります。並ぶと知っていたのでずっと避けてたのですが、平日に行く機会があったのでチャンスと思い行ってきました。…にもかかわらず20分待ち。
おいしいと言ったって所詮パンケーキと期待をせずに行き、4人で行ったので4品別々のオーダーをしました。パンケーキ、ワッフル、ラトケス(ポテトパンケーキ)、エッグズベネディクト。外見からはあまり私の好みではない出来上がりのエッグズベネディクトをまずは一口…モグモグ…驚くことになんととても美味しいのです!その後も次から次へと4品全部味をみてみると、どれもとても美味しいのです。この時は、これは人気がでるはずだっと素直に納得し、レストランを後にしました。
それからしばらくして思い立ったようにここのパンケーキのレシピを検索してみると、すぐに見つかりました。そして思わず納得してしまったのは美味しいはずの理由。このパンケーキ、半端じゃない量のバター、砂糖、卵が入っているのです。この分量があればクッキーやケーキが作れるんじゃないかとと思うほどに。そして少し自分の中で考えてしまいました。私的にはこうやって美味しくできたものに対してのあまり高い価値観は見いだせませんが、商売としてはそれで繁盛していくわけなんですね。この辺りのことは少し自分の料理教室と関連させて考えてしまいました。バターやクリームこってりの料理は美味しいのは当たり前ですが、あえてそういうものを使わずに美味しく作ろうと思う私の料理への価値はどれくらい理解されるのかなっと?
なんだかどうでもいいことを書いてしまいましたが、本題はそう、レシピです。このレシピ通りに作ると、かなり本物に近い味に出来上がります。この味に興味がある方は、是非一度このまま作ってみると良いでしょう。メープルバターも簡単ですので、是非いっしょに。でももしこのバターと砂糖の量に驚いてしまった方は、私の調節した分量でやってみると良いでしょう。それでも十分美味しいです!卵の量まで変えていくと全く別物になってしまうので、この味になるべく近いものにというのを念頭に置き、アレンジしたものです。メープルバターで食べるのが美味しいのですが、そいったもの無しでこのまま食べるのならパンケーキの砂糖の分量をそのままにしても良いかもしれません。たまにはこんなにリッチなパンケーキも良いかもしれませんね、特にこんな寒いニューイングランドの冬には。
補足:作り方のビデオがマーサスチュワートのショーから見られるので、参考にしてください。
- 中力粉 500g=4カップ
- ベーキンパウダー 小さじ4杯
- 塩 小さじ1杯
- 砂糖 150g=3/4カップ(大さじ2杯にしました)
- 無塩バター 大さじ12杯=113g(4杯にしました)、溶かして粗熱をとる
- 牛乳 720ml
- バニラエッセンス 小さじ1杯
- 卵黄 6個
- 卵白 6個
- 具(好みでくるみ、バナナ、ブルーベリーなど)
- <メープルバター>
- 同量の無塩バターとメープルシロップ
- 中力粉から砂糖までの粉類をふるいにかける。
- バターから卵黄までを別のボールに加えてよく混ぜる。
- 1の粉類を2の液に加え混ぜる。この時にざっくりまぜるようにし、少々粉のかたまりが残るくらいでも良いので、混ぜすぎないように注意すること。
- 卵白をツノがしっかりたつまで泡だて、2回にわけて3のパンケーキミックスにざっくりと混ぜる。この時も混ぜすぎて卵白をつぶしてしまわないように注意する。
- フライパンにバターをしき、中火で熱し、60mlほどのパンケーキの生地を流し込む。中に具を入れたいときは、この時にパンケーキの上に並べる。表面に泡が見えてきたら、ひっくり返して焼き上げる。
- メープルバターはソースパンにメープルシロップを温め、バターを少しづつ加えて溶かし混ぜていく。必要になるまで温めておく。もしくは電子レンジで温めなおす。
- メープルバターと共にサーブする。
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