日本を離れて出会った食材や調味料の中で私に最も影響力のあったものの1つに、このチポトレチリがあります。今まで特に教室以外で紹介することはしていませんでしたが、この夏に東京で料理教室を開催した際に、迷った末紹介することにしました。なぜ迷ったかと言うのは、何となく説明や使い方を伝えるのが難しい気がしたのと、日本で簡単に手に入るかわからなかったことからです。でも調べたら一応ネットで買えるようだったので思い切って紹介しました。
チポトレとはメキシコ料理に主に使われる薫製にしたチリで、一般的に熟したハラペーニョを何日もかけて水分が無くなるまで乾燥させながら薫製にしたものです。ですからこれを料理に使うとスモーキーななんとも言えないフレーバーが料理に加わります。そしてそれとは別にこれをアドボソースというマリネに漬けて缶詰にした”Chipotle Peppers in Adobo Sauce”というものがあります。乾燥したチリは戻さなくてはならず使うのが面倒な時がありますが、このアドボソースに使ったチリはそのまま使えるのでとても便利です。チリだけでなく、このつけ汁も調味料として大活躍します。使い方は無限にありますが、マヨネーズ、肉や魚のマリネ、スープ、炒め物、ドレッシングにとチリや漬け汁を少量加えるだけで味がグンと違ってきます。
アメリカではスーパーのエスニックラテンのコーナーに大抵ありますし、日本でもラテン系の店に行けばあると思います。日本のネットの場合は訳し方がいろいろで検索してもあまりでてきませんが(実際はたくさんあるのですが)、Amazonにも最低複数の商品があります。冷蔵庫で1年以上持ちますし、少量しか使わないのでかなり長持ちすると思います。
もし購入する機会があれば、一番簡単に試すことができるのが、マヨネーズに混ぜることです。普段のマヨネーズの代わりにタマゴサラダやサンドイッチなど何にでも使ってみて下さい。以前書いたフィッシュタコスのブログにチポトレチリマヨネーズのレシピもあるので、是非参考にしてみて下さい。
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