最近スーパーで、こんな奇妙な野菜を目にされた方はいませんか?これは、フィドルヘッド(バイオリンの上部分に似てますよね)といいますが、この特定のシダのことをそう呼ぶのか、わらびやぜんまいなど先端の部分がコイル状になったシダ類全般のことを呼ぶのか、私にはわかりません。ただ少なくともこの辺りではフィドルヘッドというと、上記の写真のものを指します。今日うちのお料理教室で指摘されて気付いたのですが、日本のこごみ見たいですよね。こごみなのか、見たいなだかなのかよくわかりませんが、フィドルヘッドは4月から5月にかけてのほんの短い時期だけ収穫されます。山菜を山に登って穫る様に、川や小川沿い、湿地帯に自然に生えている物を収穫します。メインからノースキャロライナにかけてのアメリカ北東部の海岸で生息しますが、一番の収穫地はメイン州になります。
選ぶ時はなるべくしっかりと巻いた状態になっている物で、下の太い部分が茶色くなり始めて無いものを選びます。そしてなるべく新鮮なうちに食べます。もし普通の大型スーパーで見つけられない場合は、ホールフーズや野菜専門店(ファーマーズマーケット)に行くとよいでしょう。
食べ方はアスパラと似ていて、軽く塩茹でしてからサラダやおひたし、天ぷら、バター炒めなどにします。メイン州ではたくさんとれるので、炒めてトーストにのせて食べたり、日常に登場するようです。私の料理教室ではリゾットに入れてみましたが、美味しかったです。
せっかくお隣のメイン州で穫れるのですから、この野生の植物、フィドルヘッドをこの時期是非お試し下さい。
フィドッルヘッドとポーチドエッグ
フィドルヘッドとマッシュルームのパスタ
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