お料理教室でよくフードプロセッサーの話になります。というのも最近の料理には欠かせないし、実際あるととても便利だと思うからです。ただ大切なことは、誰にでも必要なものではなく、一般的な和食中心の料理をしている場合は、そんなに必要ではないということです(無くても作れるものが多いということです)。もしかしたら、あるとやっぱり便利な時があるかもしれませんが、その稀な何回かのために購入すべきかどうかは、考えものです。
まずキッチンにスペースが無い方、単にみじん切りの手間が省けるからっ、便利そうだからっ、という程度の理由なら買う必要はありません。結局フードプロセッサーを出すのが面倒になって、手で刻んでしまうでしょう。購入したけど、ほとんど使わないという方がとても多いです。
それからミキサーで代用できるかっという質問が多いですが、基本的にはできません。最近はどちらもできそうな感じのものがありますが、基本的にミキサーは水分が必要なので、玉ねぎだけを入れても機能しませんし、そこに少し水分を加えて動いたとしても、みじん切りにならずにピュレになってしまいます。逆にフードプロセッサーで玉ねぎを滑らかにしようとしても、限度があります。だから本当にクリーミーなスープにしたい場合は、ミキサーが必要になります。バイタミックスが一見どちらの機能も備えているように見えますが、やはりそんなわけにはいきません。じゃ、だから1つ買うならどっちがいい?っと聞かれると、それはどちらを必要としているかです。フードプロセッサーでスムージーは作れませんし、ミキサーでみじん切りはできません。
それでは購入する場合どんなことに気をつけたらよいかです。Cuisinart (クイジナート)が人気がありますが、実際にこう言った全ての機能が必要か、使いこなせるかどうかです。機能はあればあっただけ良いのでは無く、必要なものさえついていれば良いと思います。というのも機能が多いと使いにくくなったり、さらには重たくなったり、デザインがかさばったりする傾向にあります。
私がこう言ったキッチンツールを買う際に一番気をつけていることは、W数です。安くてもW数が弱いと使い方によってはすぐに壊れてしまいます。使用目的がドレッシングを作る程度の簡単なことならそれでいいのですが、大豆を攪拌するとか、パワーがいるようなことに使用する場合は、とても大事になってきます。そういった意味で小型のものはW数が小さい場合が多いので、注意してください。業務用ツールの値段が高い理由の1つがW数にあるわけです。
さてでは実際に私がどんな機種を使っているのかですが、AmazonでW数の大きさの割には安くてシンプルな Hamilton Beach のものを使っています。以前マンハッタンで同じものを17ドルで買ったのですが、20年弱して壊れてしまったので、また購入しました。私はもっぱらみじん切りとピュレにする場合に使っていますが、パワフルで何せ軽いのが魅力的です。重いとやっぱり棚から出すのが面倒になっています。
というわけで、どこまで参考になったかわかりませんが、これさえ持っていれば全てっという商品はなかなか存在しないので、W数、サイズ、機能、重さなどを考慮した上で、自分の目的に一番近い、使いやすいものを買うことが必要だと思います。
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