ラーメンブームが続いているアメリカですが、日本もまだまだ続々といろいろなラーメンが登場するので帰国するたびに新しいタイプのラーメンを食べるのが楽しみになっています。特に私の弟の一人がずっと昔からのラーメン好きで詳しいのもあり、帰国の度にいろいろな系統(系列?)のラーメン屋を案内してくれます。
去年私の同級生がオープンしたという近所にある混ぜそばが売りの店に連れて行ってもらい、初めてまぜそばというものの存在を知りました。汁の代わりにほんの少しだけ入っているタレにからめて食べるラーメンです。何気なく食べたのですがボストンに帰国した後しばらくして、無性にまぜそばが食べたくなってしまいました。自分でも作ってみましたが、やはり味が全然違い満足度が低いまま。そうこう試行錯誤しているうちにネットで台湾混ぜそばでとても有名らしい名古屋にある「麺屋はなび」という店の存在を知りました。
そしてこの夏早速行ってきました。味仙で知られる台湾ラーメン発祥の地名古屋から生まれた台湾混ぜそば、スパイスが効いたミンチにネギ、ニラ、生卵、ニンニク、海苔、魚粉がトッピングに乗っています。麺は太めで、タレがよく絡まるように茹でた後に箸で混ぜて少し粘りを出させています。食べる時は箸とレンゲで麺とトッピングを混ぜてタレに絡めるようにして食べます。ミンチとわりとさっぱりしたタレに魚粉の風味がうまく麺に絡み合い、口の中でその味とモチモチした麺の食感が複雑な美味しい味を作り出します。またさらにうれしいのが「追い飯」といい、食後残ったタレの中にご飯を入れてくれるサービスです。鍋の後に作る雑炊のような感じで、これまた得したような気分になりますし、ちょっとまた違った味を最後にもう一度楽しめます。考えているだけでも食べたくなってきましたが、残念ながら今はボストン。でも今回はじっくり研究してきたので、ボストンのキッチンでも近いものができないかなっと密かに期待しています。
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