マサチューセッツ州の公立学校は、今週から1週間の冬休みに入ります。このせっかくの休みなのですが、うちの学区内ではスキーや南のリゾートに旅行に行く家族が多く、働いて忙しい家庭などは子供をキャンプに入れるので、意外に暇にしている子供が少ないというのが現状です。ちなみにキャンプというのは、テントに寝るキャンプではなくいろんなアクティビティーを用意して子供の面倒を見てくれるところです。
うちは毎年基本的に特に何もしないのですが、というかスキーにしてもカリブ海にしても何でも高いので”しない”というより”できない”と言った方が正確ですが。そんな私も今年初めて4年生になる長男をロックミュージークの学校のキャンプに5日間参加させることにしました。彼の希望というより、私が選んだわけですが(こうやって子供は親の影響を受けて行くのですね、良かれ悪かれ)。
そんなわけで、家に残るのは次男と三男。1日中ほったらかしにするのはあまりにもかわいそうな気がして、自分に誓い最低2つのことはしてあげることに決めました。その2つというのは、近所のスケート場に1時間程連れて行くことと、お料理をいっしょにするということです。
さて早速の初日の今日ですが、週末スキーに行っていたので何も準備ができていなく、いきなり2つの目標を断念しそうになってしまいました。でもかろうじて夕方キャンディー作りと明日の朝ご飯のマフィン作りをすることに成功しました。
今日作ったキャンディーは、ハニーコム(蜂の巣)キャンディーと言われますが、それは中に穴がたくさん開いてスカスカで見た目が蜂の巣(ハニーコム)のようになっているからです。これはベーキングパウダーとの反応によってできる結果ですが、面白いと思いました。でもよく考えたら日本にあるカルメラ(カルメ焼き)ですね。とても簡単に失敗無くできるので、子供といっしょに作るのにもってこいです。あまったら砕いてアイスクリームの上にかけたりするとまた美味しく食べられます。
砂糖だけでもできますが、蜂蜜やメープルシロップを使うとひと味違ったキャンディーが出来上がります。簡単なのですが、失敗しないで作るには温度計があった方がいいと思います。キャンディーを作るのは温度が大事なので一番安いもので購入することをおすすめします。日本だったらシンプルな温度計、百均とかにありそうですね。
このキャンディー、食後のデザートにしましたが、あっという間に無くなってしまいました。
- 大さじ3杯 蜂蜜もしくはメープルシロップ
- 150g 砂糖
- 大さじ2杯 水
- 大さじ1/2杯 ベーキングソーダ
- 好みで シーソルト
- 鉄板にパーチメントペーパーをしいておく。
- 底があついソースパンにシーソルト以外の材料を混ぜ合わせ中火にかけ、このまま色が濃いキャラメル色になる150℃(300°F)まで煮詰める。砂糖が溶けるまではかきまぜても良いが、それ以降は絶対にかきまぜないこと。
- 火をとめ、ビーキングソーダを素早くかき混ぜ、用意しておいた鉄板に流し込む(表面はスムーズにならなくてもよい)。この時、好みでシーソルトをまぶしても良い。
- 乾燥するまで待って、手で割っていただく。夏などの湿気が多い日は乾燥しないので、そういう場合は冷蔵庫で冷やし固める。
- 出来上がりは密封容器に入れて保存する。
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