イースターから既に2週間も経ってしまいました。春の訪れらしいイースターのことを書こうかなっと思っている内にもう4月も半ば過ぎです。しかも先日の暑さのせいで、もう春というよりはすっかり夏気分ですね。うちの子達は春休みなので、毎日近所の子供達と水鉄砲や水風船で遊んでいます。そうなのですが、やはりちょっとイースターのお話です..。
我が家はイースターを祝うために Long Island (NY) の先端にある街、East Hampton の義理の両親の家に行って来ました。義理の両親はカトリックなのですが、イースターもクリスマス同様、あまりというか全く宗教的な雰囲気がありません。どちらかというとうちの場合はクリスマスの方が教会に行ったりと、まだ多少重みがあるような気がします。ですからイースターは私の中ではただ単純に春の訪れを祝う日になっています。というのもイースターにはそこら中の木々が芽吹き、食卓には春らしい鮮やかな色の野菜が並び、パステルカラーの洋服をまとい、子供達は庭を走り回りながらエッグハントをしたりと、長かった冬から抜け出した喜びがあらゆる所にあふれています。今年はマイルドな冬だったのでそうでもないですが、厳しい冬の後は特にそういう開放感でいっぱいになります。そしてイースターバニーなんてウサギが出てくるのも春っぽい気分にさせられる理由の一つですね。話は変わりますが、写真の卵形の手作りクッキーは頂き物ですが、かわいらしいと思いませんか?色もイースターらしいパステルカラーです。ちなみに一番右の写真は義理の母が子供達に作ったカップケーキ達です。
それにしても、この週末は本当に天気が良く、家族で散歩をしたりのんびり過ごすことができました。気持ちに余裕があると普段見えないいろいろなことが見えてくるもので、新芽の淡い緑がなんとも言えなくキレイに見えました。そして今回の散歩で思いがけないサプライズに出会いました。それは何と石の上で日光浴をしているアザラシの家族達です!冬から4月の半ば頃まではこの辺で観れるというのは聞いていましたが、実際にこんなに近くにいるのには驚きました。散歩したかいがありました。
イースターサンデー当日にはボストンに帰らなければならない私達のために、我が家では、お祝いは土曜日の夜に行われます。その夕飯には恒例のラムの足のローストが登場します。そしてサイドディッシュはいわゆるアメリカ典型的なニンジン、イモとインゲン、そしてサラダです。最後のデザートは毎年いろいろですが、今年はオレンジのホワイトケーキと子供達用にとてもカラフルなカップケーキでした。クリスマスに比べて質素ですが、これくらいの量が本当はちょうといいのです。そして日曜日の朝、子供達は起きるとすぐに、イースターバニーが隠していった卵を庭中駆け回って探します。卵の中身はもちろん、キャンディー!この習慣はなくても良いような?...なんていろんなことをぼーっと考えながら、のんびりひなたぼっこを楽しみました。
日本を離れてもう長く、すっかりこの習慣が身に付いてしまったようです。桃の節句の代わりにセントパトリックデー、そしてお花見の代わりにイースターです。それでもどんな形であれ、四季を楽しめる土地に住んでいられるのは私にとってはとてもうれしいことであります。
さてこれからは益々天気が良い日が増え、ピクニックをしたくなる時期ですね。子供の学校の帰りにサンドイッチを持って公園の芝生の上で食べたり、裏庭に座ってお昼を食べたりと、外で食べることが気持ち良くなってきます。そこで今日はそんなピクニック気分の衝動にかられた時にすぐできる野菜がたくさん入ったスプレッドを紹介します。クリームチーズに野菜を混ぜただけなのですが、子供の朝ご飯にも作っておくと便利です。スプレッドなのでマヨネーズ代わりと考えて、この上にさらにハムやチーズ、レタスなどを挟むと豪華になります。うちの場合はトマトやベビースピナッチなど冷蔵庫にある野菜をたっぷり加えます。興味がある方、レシピはこちらです。
春をエンジョイして下さい!
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