1年ぶりに日本に来ています。例年同様、短期の滞在なので、アメリカではなかなか手に入らない料理や食材を毎日のように楽しんでいます。それらは特に高価な物ではなく、ランダムにざっと書き並べてみますと、漬物、キノコ類、ミョウガ、シシトウ、新生姜、豆腐類(湯葉、納豆)、麺類、海藻類、魚、和菓子、お茶、パンと言った日常一般の物が主です。
私の実家は愛知県の安城市と言う名古屋近郊の街なのですが、野菜を作る農家が多くあります。近所のJAに行くと朝採りたての野菜がとても安く手に入り、うれしい限りです。オクラ、トマト、キュウリ、ナスなどアメリカで手に入る野菜も多いのですが、日本のそれらはうまさが違い、同じ野菜とは思えない程です。だから必然的に調理法がアメリカにいる時と変わってきます。灰汁の少ないナスはチーズたっぷりのパルミジャーナやパスタに使うより、浅漬けや焼きなすなど素材が味わえる調理法でその味を楽しんでいます。
今回まっ先に作ったものは、青梅のジャムでした。店頭に並ぶあの鮮やかな色を見ていたら、買わずにはいられなかったのです。ジャムを作る時に一番難しいのが、とろみの付け方ですが、青梅はペクチンを多く含んでいるのであまり煮詰めなくても良いのでとても簡単にできます。出来上がったジャムはパンにはもちろんのこと、ヨーグルト、炭酸や焼酎割などのドリンク、ソースやドレッシングの隠し味などにも重宝します。
青梅ジャム
材料:作りやすい分量 | |
1㎏ | 青梅 |
大さじ1杯 | レモン汁 |
600g | 三温糖 *白砂糖を使う場合は分量を減らす |
作り方:
- 青梅をきれいに洗う。*果肉入りのジャムにする場合は、この時にヘタも取り除く
- 1の梅を鍋に入れ、ひたひたの水を加えて中火で沸騰させたら弱火にし、灰汁を取りながら梅の皮がむけ始めるまで(もしくは梅にひびが入るまで)煮る。
- 2をザルにあけ、熱いうちに濾す。*果肉入りのジャムにするときは、ここで少し冷まして、濾さずに種を取り除く。
- 濾した梅を鍋に戻し、レモン汁と砂糖を半量加えて中火で焦がさないように時々かき混ぜ灰汁をすくいながら5分程煮、残りの砂糖を加えて好みの硬さになるまで煮詰る。*ペクチンを多く含む青梅は冷めるとかなり固まるので、煮詰め過ぎない。10分から15分を目処に。
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