9月29日はアメリカのコーヒーの日です。コーヒーの日なんて言葉を耳にするのは初めての人の方が大半だと思います。でもなんとなく興味をそそられる響きですよね。コーヒーの日はアメリカ以外の他の国にも存在しますが、それぞれの国で祝う日に多少ずれがあるようです。ちなみに日本では10月1日になります。その理由はブラジルでコーヒーの収穫が9月で終わり10月から新しいコーヒーの年が始まるのと、ちょうど気候も涼しくなりコーヒーの消費量が増えるので、それに先立つ宣伝的な目的からです。そして当のブラジルのコーヒーの日はというと、5月24日で日本の10月とは正反対になっています。このような事実からも、由来が定かでないこの日に特に深い意味や歴史的なつながりはなく、どちらかというと商業的な目的で作られたであろうことが想像できます。
また面白い事実としては、世界の国々の中でも日本のコーヒー協会が逸早くこの日を実行しており、1983年に世界で日本が最初にこの日を祝ったようです。アメリカでは2005年まで話題になることもありませんでした。そんなアメリカでもこの日が商業的な目的が地盤にあることには変わりはありませんが、それとは別にフェアトレードを促進する日にもなっているようです。アメリカらしいですね。
さてそんな世界中で愛されているコーヒーですが、いったいいつ頃から人間に利用されていたのでしょうか?その歴史はいろいろな伝説はありますが、事実は定かではないようです。エチオピアを中心とするいくつかのアフリカの地域で早くからコーヒーの実を食用していたようですが、コーヒーとして焙煎して飲む習慣は随分後までなかったようです。歴史的事実としてわかっているのは、コーヒーを飲む習慣はエチオピアの支配下にあったイエメン経由でイスラム諸国に伝わり、その後15世紀にはイスラム諸国の一般市民に、16世紀にはオスマン帝国経由でヨーロッパに伝わりました。日本にはそれ以前にも紹介されていたとは言え、本格的には18世紀に長崎の出島に出入りしていたオランダ人から伝わりました。
本題のこのコーヒーの日に戻りますが、それではいったいこの日に何か特別なことでも行われるのかと言えば私の知っている限りでは何もないようです。ただコマーシャル的な理由で大手のチェーン店では無料のコーヒーを配るところもあるようですが、お目当てのスターバックスやピーツコーヒーではもちろんそんなことはありえません。有名どころで言うと、セブンイレブンやマクドナルドで23日から29日までコーヒーが無料でもらえるそうです。
あまり意味のないコーヒーの日について長々と語ってきましたが、せっかくそんな日が年に一度あるのですから、この日を活用して何か特別なことをするのはどうでしょうか?例えば普段なかなか買えないおいしいコーヒー豆を買ってうちでいれたり、忙しく走り回っている皆さんは、これを機に時間を設けてゆっくり座ってコーヒーを味わってみるのも良いかもしれません。この日を理由にちょっと余裕を持った贅沢な時間を過ごせれば、それはすばらしいコーヒーの日になるのではないでしょうか。
さてこのブログを読み終わり、コーヒーをゆっくり味わおうかと思っている方、コーヒーのお供に美味しいクッキーやチョコレートなんかも良いですが、簡単に作れるコーヒーモカクリームチーズはどうですか?クラッカーやトースト、ベーグルなどといっしょに、デザートにも朝食にも美味しくいただけます。またその上にトレーダージョーズのエスプレッソ豆と砂糖入りのスパイスミル(下記写真参照)をおろすとさらに味わいが増します。手に入らない方はエスプレッソを細かくしたものと粗目を上からかけてみて下さい。
それからもう一つこの日にお勧めのものがあります。それは私が時間に余裕がある時に作るオレンジスパイスコーヒー(別ページ)です。コーヒーとオレンジ、そしてスパイスの香りがとてもリラックスした良い気分にさせてくれます。新しい物好きの方には是非一度試していただきたいです。
というところで、皆さん、ハッピーコーヒーデー!
モカコーヒーのクリームチーズスプレッド
材料: | |
1/2箱 (4oz/113g) | クリームチーズ、室温に戻す |
大さじ3杯 | 生クリーム、軽くあわ立てる |
大さじ3-4杯 | 蜂蜜 |
小さじ2杯 | インスタントコーヒー |
小さじ2杯 | 無糖のココアパウダー |
作り方:
全てをよく混ぜ合わせて、トーストやクラッカーなどに共にサーブする。
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