日本でもお馴染みのスヌーピーですが、これは Peanuts というアメリカコミックのキャラクターの1人ってご存知でしたか?Peanuts は Charles M. Schulz というイラストレーターが1950年から死去する2000年までの間にアメリカの新聞に連載していた4コマ漫画 (comic strip) で、その人気はアメリカ以外の国でも高く、日本を始め75カ国で愛されていました。私も日本にいる時に4コマ漫画は見たことがあったのですが、特にそれ以上知ることもありませんでした。
それがこちらに来て主人に初めて出会った年のクリスマスに “A Charlie Brown Christmas” というピーナッツがテレビ化されたものを紹介され、その瞬間から Peanuts の大ファンになってしまいました。これは1965年にテレビ化された30分程の短いものですが、4コマではなかなか得られなかったスヌーピーを始めチャーリーブラウンなどのキャラクターの性格がよく伝わり、設定は子供の生活を中心にしていますが、その映画の中にあるとても深い意味あるメッセージは大人の心にかなりジーンとくるものがあります。初めて見て、とても感動してしまいました。
そして私がこの映画を気に入ってしまった理由、またこの映画が多くの人に愛されている大事な理由がもう一つあります。それは使用されているサウンドトラックです。これは、Vince Guaraldi というジャズミュージシャンがコミックにしてはめずらしく(しかも当時では特に)とても新鮮なジャズを使って、この映画をうまく演出したことです。彼の音楽はこの映画に限らず、他のピーナツの映画にもたくさん使われていますが、Linus & Lucy などを始め数々の名曲を生み出しました。実際この映画のサウンドトラックは映画自体よりももっと有名かもしれません。クリスマスの時期になると必ず街中でこの音楽を耳にしますし、今や私にとってはジングルベルやホワイトクリスマス以上にこの時期になくてはならない曲になっています。うちの子供達もこの時期になるとこの曲をリクエストしてきますし、もちろん “A Charlie Brown Christmas” を見るのも我が家の毎年の恒例の行事となっています。
前回のブログでニューヨークのクリスマスをお勧めしましたが、今度はもう一つ自宅でも気軽に楽しめるアメリカらしいクリスマスを紹介したくてこんなブログを書いてみました。本当の意味の内容はちょっと子供には難しいかもしれませんが、スヌーピーやウッドストックなどのかわいいキャラクターが出ているので、きっと喜ぶと思います。そして何よりも私達大人が見て楽しめる映画だと思います。
You Tube でこの映画を探したのですが、コピーライトのせいで全部通して見られるものが見つかりませんでした。一番ベストだと思ったもののリンクがこれですが、これもコピーライトのため逆さまになっています。逆さまのスクリーンを直す方法がいろいろ説明してありますが、できなければスクリーンを逆さまにして見てみて下さい。毎年クリスマス近くになると必ずテレビで上映されますので、その時にテレビで見てみるのも良いと思います。
音楽の方がもっと難しく、一部を聞かせてくれるサイトしか見つかりませんでした。興味がある方は一度聞いてみて下さい。CDを買ってみるのも悪くはないと思います。
さて今日のレシピですが、チャーリーブラウンにちなんで、子供が喜びそうなハムとチーズを挟んで焼いたフランスのサンドイッチ、クロックムッシュ / Croque Monsieur もどきを紹介します。週末のブランチに最適ですので、是非お試しを!
それでは皆様、メリークリスマス!
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