雑誌Gingerウェブ連載記事を更新しました。
ぜんざいは日本の食べ物と思いきや、実はベトナムや台湾を始め、アジアのいたるところで見受けられるおやつです。日本のぜんざいに比べると、中に入れる具やトッピングの種類が豊富なため、どれを食べようか目移りするほど。
野菜や果物、豆がたっぷり入ったぜんざいは、美味しいだけでなく、栄養価もたっぷりなので、ヘルシーなスナックや、シリアル感覚で朝食として、ライフスタイルの一部に取り入れるのがオススメです。アジアのぜんざいでポカポカ温かくヘルシーな一年をスタートしましょう。
基本のスープベースの作り方
日本のぜんざいのように煮込んだ豆をそのまま食べるタイプと、基本のスープベースに好みのトッピングや具を加えて食べるタイプがあります。
今回はふたつ目の方で、ココナッツミルクと、紫芋入りココナッツミルクの2種類のベースを紹介します。ココナッツミルクが苦手な場合は、豆乳やアーモンドミルクなどで代用しても大丈夫です。砂糖の量は、デザートや朝食など用途によって調節してください。
プレインココナッツミルクベース
材料:ココナッツミルク缶(400ml)、牛乳(200ml)、砂糖 大さじ好みの量
すべてを鍋に入れ、砂糖が溶けるまで火にかける。
紫芋ココナッツミルクベース
材料:紫芋(サツマイモ)正味150g、ココナッツミルク缶(400ml)、牛乳(200ml)、砂糖 好みの量
紫芋を蒸し(茹でて)、残りの材料とともに、ミキサーにかける。鍋に移し、砂糖が溶けるまで火にかける。
具材・トッピング例
比較的身近で手に入る食材を集めました。それぞれ調理時間が違うので、別々に調理します。好みの具を作っておけば、食べたい時にベースのスープに加えて温めるだけ。分量は作りやすい量なので、必要に応じて調節してください。
タピオカ(パール・ミニ)
鍋に水3カップを沸騰させ、タピオカを1/2カップ加え、透明(ところどころに白い芯が残っていてよい)になるまで3~5分茹で、ざるにあけて水で洗う(全体がくっついていても、シロップに入れたら、粒状になる)。
緑豆
1 緑豆1/2カップを洗い(戻さなくてよい)、小さめの鍋に入れ、たっぷりの水を加え中強火にかける。 沸騰したらそのまま3分程茹で、ザルにあけ、さっと洗う(アク抜き)。
2 水3カップ程を火にかけ、沸騰したら、1を加え、中弱火で豆が柔らかくなるまで30分程茹で、茹で汁を切る。
小豆
1 小豆1/2カップを洗い(戻さなくてよい)、小さめの鍋に入れ、たっぷりの水を加え、中強火にかける。 沸騰したらそのまま5分茹で、ザルにあけ、小豆を洗う(アク抜き)。
2 小豆を鍋に戻し、たっぷりの水を加え、沸騰したら、アクを取りながら中弱火で茹でる。小豆が柔らかくなったら(1時間前後)、火を止め、茹で汁を切る。
白玉芋だんご
材料:紫芋やサツマイモ (正味100g)、もち粉(白玉粉でも)50g、水大さじ4弱
1 芋は、皮をむいて2~3㎝の輪切りにし、蒸し(茹でる、レンジ)、なめらかに潰す。
2 もち粉に水を少しずつ加えて粉っぽさがなくなったら、1の芋を加えてさらに手を使って混ぜる(耳たぶくらいの柔らかさになるように水分を調節する)。
3 20個に丸め、沸騰した湯に入れて、茹でる。浮いて1〜2分経ったら冷水にとり、水気を切る。
サツマイモ・タロイモ
皮をむいて、調理し(蒸す、茹でる、レンジ)、好みの大きさに切る。
その他
バナナ、柿、ココナッツフレーク、ナッツなど
盛り付け
鍋に必要な分のベースと、好みの具を鍋に入れ、2~3分煮る。味を見て、再度砂糖の量を調節する。タピオカなど放置しておくと、水分を吸収するので、食べる分だけ作る。
コンビネーション例:
-ベース+緑豆+小豆+タピオカ+白玉芋だんご+サツマイモ
-ベース+タピオカ+小豆
-ベース+緑豆+バナナ+タピオカ+白玉芋だんご
-ベース+タロイモ+サツマイモ+小豆
文・写真/ブライデン陽子
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