イタリア系の義母がアイリッシュ系の義父に作っていたアイリッシュソーダーブレッドが初めての出会いでした。第一印象は特に感動する程美味しいというのでは無かったけれど、今では我が家の定番で、セイントパトリックデーはもちろんのこと1年を通して思い立っては作っています。最近市販のものにはなかなか無いシンプルで素朴な味がその魅力の秘訣なのでしょうか?
レシピは家庭によって違い、砂糖が全く入らないものから甘いもの、ふわふわしたものからどっしりしたもの、ホールウィートやオートミールなどの他の穀物類を混ぜるものなどいろいろあります。アメリカのものは本土アイルランドのものより甘いタイプが多いと言われていますが、基本的にはイースト菌を使わずにベーキンソーダーだけで簡単にできるパンということです。またもう一つの特徴として、バターミルクを使用する場合が多いことです。我が家のはバターミルクを使用したふわふわととどっしりとの中間位で、ほんのり甘く、たっぷりのレーズンそしてほのかなキャラウェーシードの香りがします。それに比べ、義母のはもっとずっしりしています。
このブレッドは過去に何度もセイントパトリックデーのお料理教室で紹介しましたが、いつもとても人気があります。多分手軽にでき美味しいからでしょう。日本ではバターミルクが手に入りませんが、簡単に作れるバターミルクの代用品を別のページで紹介したので、日本でもまた是非作ってください。もうすぐセイントパトリックデーですよ!
アイリッシュソーダーブレッド
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Ingredients
- 4カップ(500g) オールパーパス小麦粉 / alll purpose flour (中力粉)
- 1/4カップ(50g) 砂糖
- 小さじ2杯 ベーキングパウダー
- 小さじ1杯 ベーキングソーダ
- 小さじ1杯(3/4杯) 粗塩(食卓塩)
- 2個 卵
- 60ml サラダ油
- 300ml バターミルク
- 1カップ(150g) レーズン
- 小さじ2杯 キャラウェーシード(あれば好みで)
- 大さじ1杯 牛乳(つやだし用)
Instructions
- オーブンを350°F(180℃)にセットする。
- ボールに塩までの全ての粉類を混ぜ合わせる。
- 別のボールに卵、サラダ油、バターミルクをかき混ぜ、2のボールの真ん中に凹みを作り、そこに流し込み木べらで混ぜて一つにまとめる。捏ねすぎないように注意する。好みで生地を2つに分けても、そのまま大きいのを1つ焼いても良い。
- 4をキャストアイロンのフライパン、パイ皿、もしくは鉄板にこんもりと半球型を作るようにのせて、ナイフで深さ2センチほどの十字に線を入れ、表面に牛乳を塗る。
- オーブンの真ん中の棚で、焼き色が付き火が通るまで1時間強焼く。火が通る前に、表面に焼き色が付き過ぎたら、フォイルをかけて焼き続ける。
- 出来上がったらラックの上に移して、冷ます。
Notes
軽量カップはアメリカの軽量カップを使用:[br]1 cup=240ml, 1/2 cup=120, 1/3 cup=80ml, 1/4 cup=60ml[br]塩は粗塩。バターは無塩バター。砂糖はグラニュー糖。小麦粉はアメリカのオールパーパスフラワーで、日本で一番近いものは中力粉にあたる。
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