この時期になると突然無性に旅に出たくなる。バックパックを担いで、あてもなく飛行機に乗れたらなぁって思うけど・・。
だから昔のアルバムを掘り返してデードリーム。どこに行こうかなっと考えて、モロッコにした。ちょうどお料理教室の準備で北アフリカのことを書いていたからかもしれない。1996年の1月へ、タイムスリップ。
この時期は絶対暖かいんだっと思って、水着まで持っていったモロッコの旅。結果ジャラバっという地元の人達がきているコートを買うことになった。というのがこの上の写真。イスラム圏だけあり、タフな旅だったが、迷路のような道がずっと続いているフェズ、雪山を超えてたどり着いたサハラ砂漠、どこだったか初めてデーツを口にしたオアシスの町、どれも今となれば良い思い出。地元の男の子が木の上に登って、デーツをとってくれたけど、美味しかったなぁ。
ちょうどラマダンと重なり、意外な経験もできた。特にラマダンの終わりの日没に食べるハリラというスープを地元の人達とかぶりつくことで、地元の人たちと触れ合うことができたし、また何よりもあのスープの味が今でも忘れられない。時々家でハリラを家で作るけど、どうしてもうまく再現できないのは、思い出が強すぎるのかな?
少し暖かかったカサブランカでは、子供達が街中の木になっているオレンジをボールにサッカーをしていたのが印象的だった。基本の道具でどこでもできる庶民のスポーツ、サッカーが改めて好きになり、そして世界中で愛されているわけもわかった気がした。誰もがどこでもできること。
モロッコ、もう遠い昔のことだけど、甘いミントティーを作ると今でもあっという間にあの日に戻ることができるから不思議だ。やっぱりここで食と旅が繋がった!
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