
雑誌Gingerウェブ連載記事を更新しました。
寒くなるとより頻繁に食卓に登場する調味料「かんずり」。寒いから体が欲するのか、唐辛子を雪の上でアク抜きをするイメージが頭にこびりついているからか、食べる機会がより一層増えます。「かんずり」を知らない方もいらっしゃるかもしれませんので説明を。「かんずり」は新潟県妙高市に古くから伝わる香辛調味料で、塩漬けされた唐辛子を雪の上にさらしてアク抜きし、糀、柚子、食塩を加え、3年間醗酵させて作ります。このように、想像を絶する手間をかけることで、他には例を見ないマイルドでかつ複雑な奥深い味を生み出します。
オフィシャルサイトを見ると、料理の隠し味にとありますが、せっかくなので、下記を参考にまずはぜひ主役に使って欲しいです。ネットでの購入はもちろん、品揃えの良いスーパーなどでも購入できるので、この冬ぜひお試し下さい。
直接味わう

まずはそのままのかんずりの味を楽しんで下さい。直接味わうならイチ押しは熱々卵かけご飯でしょう! 炊きたてのご飯に、卵を割り、かんずり、好みで刻み海苔を散らし、醤油をかけていただきます。最高の贅沢料理ではないでしょうか! 他にも、ステーキや焼き鳥、グリルした魚などに直接つけてどうぞ。
かんずりタレ

オフィシャルサイトを参照に少しアレンジしたかんずりタレは、作っておくととても便利。そして作ったらまず試して欲しいのが、焼きおにぎりです! 焼き付けたタレの香りと香ばしい味がたまらず、何個でも食べれてしまいます。
他に、焼いたお餅や油揚げに、シシトウなどの野菜のグリルにもオススメです。
かんずりタレ
醤油2:砂糖1:みりん1:かんずり1の割合で混ぜて。
薬味に

シンプルなうどんやそばの上に少し乗せると、ほんのりとした辛さはもちろん、料理に深みがでます。他にも、つけ麺のタレに、わさびの代わりに刺身と、鍋料理のタレにと薬味として使って見てください。
隠し味に

こちらはかんずりが主役ではなく、隠し味になる使い方です。マヨネーズやポン酢などのソースに混ぜたり、炒め物や煮物に少し加えたりと、使い方はほぼ無限です。クリエイティブに試して見てください。
文・写真/ブライデン陽子

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