日本の水際対策が厳しくなり、いろんな情報が飛び交っている中、これから一時帰国するにあたって不安を抱えている方、多いと思います。そこで6月24日にJAL7便でボストンから入国した私なりに、出発から入国、自粛生活までの様子をまとめてみました。
6月20日 PCR検査
出発から72時間前(午後2時)にPCR検査を受け、次の日の朝にメールで結果を受け取ります。その結果をファミリードクターに見せてサインをもらい、準備完了。
6月23日 ローガン空港
いよいよ出発。
JALでボストンから日本に帰る場合は、JALカウンターで健康証明書の内容をしっかり確認されます(パスポート番号、検査日、記入漏れ等)。逆に言うとここ以外は、書類の内容を詳しく見られることはありませんでした。これ以外はいつものチェックインと同じです。
6月23〜24日 機内
機内で必要な書類を3枚配ってくれます。これらを出発前に予め印刷して記入する方もいるようですが、小さいお子さんがいて機内では手一杯という方以外は、機内で記入するのが楽だと思います。
6月24日:到着
ここからは飛行機から降りて、入国するまでの手順です。混み具合でどれくらい時間がかかるかは色々ですが、今回は午後4時半に飛行機を降り、午後7時頃に全てが完了しました。
待合所
到着するとそのままPCR検査の待合所に案内されます。今回のフライトから待合所に移動したのは40名でしたが、既に30名ほど待っていたので、1時間くらいそこで待機しました。ここにいる人数によって入国までにかかる所要時間が変わってきます。
ポイント:
なるべく早く全てを終わらせたいと思っている方は、待合所で最前列に座ると良いと思います。座っている順番に案内されます。小さい子がいるからと言って特に優遇されないので、積極的に前に行くようお勧めします。
この待ち時間に確認されるのは:
- アプリがダウンロードされているか
- 質問表のQRコードのスクショがあるか
- 機内で配られた3枚の書類+健康証明書を持っているか
検査エリア
順番がくると、検査エリアに通され、書類が揃ってるか確認された後(健康証明書など内容というよりは、記入漏れがないか程度の確認です)、唾液検査が行われます。
アプリ確認ルーム
検査を終えると、次の部屋に案内され、個別に携帯にアプリが入っているか確認されます。
アプリ設定ルーム
次の部屋に案内され、個別にアプリの設定や使い方の説明をされます。
検査結果待合室
次の部屋に案内され、検査の結果が出るのを待ちます(この時の待ち時間は、20分くらいでした)。
入国手続き
ここでやっと入国手続きです。2時間以上も経過しているのに、まだ入国さえしていなかったことに改めて気づき、驚きましたが、常に移動しているので、意外にあっという間の2時間でした。小さいお子さんがいる方には、そう思えないかもしれませんが・・。
入国
荷物を受け取ると、この後は何もなかったかのように外に出られ自由です。携帯にGPSが入っているから強気なのか、誰が迎えに来るとか迎えを確認するとかもなく、このまま電車に乗ってしまえそうなくらいです。もちろん、地下のコンビニで買い物してもOKです。
ここで迎えを待ち、実家に向かいました。
入国後
14日間自粛生活は到着の次の日からカウントされます。日々確認されることは以下の3つです。
- 厚生労働省健康状態確認メール:11時に健康チェックのメールが送られてくるので、毎日これを14時までに返信するように言われますが、特に14時までに答えなくても問題ないと思います。
- OEL位置情報確認:1日に1回から2回ランダムな時間に、位置情報確認アプリから位置の確認のリクエストがくるので、「今ここ!I’m here!」ボタンを押します。すぐに押さなくても、気づいた時に押せば大丈夫な感じです。
- ビデオ通話:電話が毎日かかってくるということですが、ランダムです。息子(13歳以上なので大人扱い)は毎日、会話無しの顔確認のみの電話がかかってきていますが、私は何もなく3日目にして初めてビデオ電話がかかってきました。もしかしたらこれは日本語ができるかできないかで、対応が違うのかもしれません(息子はほぼ日本語ができないので)。
ちなみにこの電話を無視したらどうなるかと聞いてみました。そしたら「大丈夫ですよ。次の日もまた電話するので、その電話に出ていただければ」とのことでした。なんで明日は無視してみようかと思ってます(笑)。
補足
今日3日目にして初めて確認のビデオ通話がかかってきたので、意味がないと思いましたが、以下のような苦情を言ってみました。
- ワクチン2回うち、PCR検査を2回もしていて、自粛生活はおかしい。
- Nasopharyngeal Swabにこだわるから検査場所がほとんど無い。Nasal Swabを認めるべき。
- 北米から帰国する人の多くは、ワクチン済みだというのに、PCR検査そして健康証明書のためにすごい労力とお金をかけている。このためのストレスも多い。入国してからもレンタカーやホテル代など莫大な費用を費やしている。改善するべき。
- 一言に水際対策とせず、その国の状況を確認し、国ごとに対応を変えて欲しい。特に北米に対して。
- オリンピック選手のみ特別扱いはおかしい。
- 海外からの入国者にここまで厳しく対応するなら、もっと国内での対策を強化するべき
- ビデオ通話で、向こうがこちらの顔を見れるのに、こちらから向こうの顔が見れない等、自粛生活の対応はまるで犯罪者扱いされているような気分にさせられる。
というようなことを言ったら、厚生省に直接電話して苦情を言うように言われたので(03-5253-1111)、電話して同じようなことを伝えておきました。無駄だとは思ったけど、少しでも状況が改善されたらと言う願いを込めて。
その他
ビデオ通話の人に、海を見に自家用車で1時間ほどドライブするのはOKですか?と聞いたら、03-6757-1038 に電話して聞くように言われました。こちらの電話番号は今回の自粛に関する質問に色々と答えてくれるので、知っていたら便利かもしれません。結局海へのドライブに関してはノーだそうです。だって誰にも会わないんですよって言ったら、そうだけどそう言うルールなんで・・とのことでした。それでもしつこく聞いていたら、地元の保健所に問い合わせるように言われました。それからルールは改善予定無しだそうです。
それからビデオ通話に毎日でられなかったら、こちらから折り返し電話できないんですか?って聞いたら、答えはノーでした。でも何日も出られない場合、問題なないんですが、気になる方は上の電話番号にかけてミスったことを知らせることもできるようです。
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