雑誌「Ginger」ウェブ連載記事を更新しました。
ポテトサラダの歴史とは?
何気なく食べているポテトサラダですが、その起源はロシアにあると知ってましたか? 今日はそんなポテトサラダの起源にあたる、ロシアのポテトサラダの作り方を紹介したいと思います。過去を知るとまたポテトサラダの見え方が違ってきますよ!
新大陸からヨーロッパへとジャガイモが伝わった初期は、ドイツを中心にオイルやソースで和えたポテトサラダの原型のような料理を食べていました。
細かく切った具材をマヨネーズで和える馴染みのあるポテトサラダは、ベルギー人のフレンチシェフがロシア帝国時代のロシアで創作したものが始まりだと言われています。シェフの名にちなんで「オリヴィエサラダ」もしくはロシア風サラダとも呼ばれ、今ではスペインからイラン、アルゼンチンまで、世界中の至る所で人気の料理です。ロシアでは、お祝いごとには欠かせない料理だそう。
日本にいつどう伝わったのかは定かではないですが、最初期は帝国ホテルのメニューにもあったということで、やはり高級料理として存在し、やがて庶民の料理として進化していったようです。
元祖ポテトサラダ「オリヴィエサラダ」の作り方
元々はソーセージ、子牛の舌、トリュフなど豪華な材料が使われていましたが、ここで紹介するのは今のロシアで一般的に作られているものです。日本のサラダとの大きな違いは、イモの割合が少ないことと、すべての具材の大きさが揃っていること。
ここでは分量は指定していないので、好みで調節してください。クラッカーやパンなどを添えて、前菜としてもメイン料理としても美味しくいただけます。
●材料
ハム(サラダチキン) 1cm角切り
ゆでたジャガイモ 1cm角切り
ゆでたにんじん 1cm角切り
キュウリのピクルス(漬物) 粗みじん切り
ゆでたグリーンピース
ゆで卵 粗みじん切り
塩・こしょう
マヨネーズ
サワークリーム(水切りヨーグルト)
ピクルスの汁
●作り方
ハムからゆで卵までをボウルに加え、マヨネーズとサワークリーム(2:1の割合)と塩・胡椒で味付けする。味を見て、好みでピクルスの汁を加える。好みでクラッカーやパンを添える。
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